Description of Business 事業内容

最盛期は300隻程が大海原で操業していた遠洋大型かつお一本釣り船も現在(平成28年)では日本全国で23隻しか稼動しておりません。所有船 寶榮丸(499GT・400T積み)はその中の1隻で、日本人船員・外国人船員(キリバス共和国・インドネシア共和国)混乗で日々操業しております。 漁場は、初春の中部太平洋・南太平洋でカツオ、初夏から晩秋は日本近海・日本東沖へと北上しながら尾長マグロや戻りカツオ、初冬からは暖かい南太平洋でカツオを追い求めます。なお、1航海の日数は40~50日で年間6~7航海こなします。 探索・漁法は、双眼鏡による人力、高性能ソナー・魚群探知機・レーダー、伝統と現代科学を駆使してナブラ(魚群)や鳥を見つけ、全速力で周辺まで近づきスローでナブラに乗せる。魚が本船から離れないよう生きた鰯を撒き、散水し鰯の群れを模様させます。そして、疑似餌を使って一本づつ釣り上げます。 また、洋上では大型船同士が常に情報交換し、魚群を探索しています。 釣り上げた魚は一旦ブライン冷凍方式(マイナス20度)で急速冷凍し、一本づつマイナス50度の魚艙に移し保管され、鮮度の良い綺麗な魚体のB1(ブライン1級品)で水揚げされます。 水揚げ地は主に静岡県焼津港(石巻や女川にも水揚げする事もあります。)で、鰹節や鰹のたたきの原料、生食等に生まれ変わって流通しています。 かつお・まぐろ一本釣り漁業は環境にやさしいエコな漁法です。
水揚げは、主に焼津漁港とし、南太平洋及び日本東沖を漁場とする遠洋一本釣漁船です。
所属団体 | 日本かつお・まぐろ漁業協同組合 宮城県東部かつおまぐろ協同組合 三重県遠洋漁船船員組合 |
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寶榮丸 遠洋かつお まぐろ一本釣り 漁船 | 499t(国際741t) 全長 56.87m 型幅 9.50m 型深 4.45m 積込数量 400t 冷凍方式 ブラインB1 主機 ヤンマー2,000ps 船籍港 宮城県石巻市 建造 株式会社三保造船所 |
主要取引先 (50音順) | 大野電装株式会社 大山水産 カメイ株式会社 日新興業株式会社 日本かつお・まぐろ漁業協同株式会社 日本無線株式会社 古野電気株式会社 マルミフーズ株式会社 株式会社三保造船所 宮城ヤンマー株式会社 焼津漁業協同組合・焼津魚市場 |