Blog施工現場ブログ
運航部
北上運河河川浚渫(啓開)外工事

先月から行っていた浜市工区のメンテナンス業務が終了し、当現場の施工は完了しました。後は完成検査を行い竣工となります。
今月の更新が最後になりますので、これまでの約1年を振り返ってみたいと思います!

1枚目:北上運河工区(瓦礫撤去・啓開業務) R2年8月~12月
去年のお盆明けより始まったのがこの北上運河工区でした。
震災により運河内に瓦礫や流木が流れ込み、航路を塞いでしまっていたため、バックホウ台船にてこれらを撤去し航路を確保する作業でした。
松島基地があるため運河内の移動は全て自転車でした。全長約6キロ以上あったので炎天下の中の移動はかなり体に堪えました(笑)
松原建設㈱(福島県相馬市)、㈱豊浦建設運輸(石巻市)の作業員さんたちにも助けられ、なんとかこの工区を完了することができました。
左の写真は北上運河上空にブルーインパルスが描いた五輪マークです。
こうして苦労した現場の上空に美しい五輪マークが描かれると頑張ってよかったぁーと心から思いました。
ありがとうブルーインパルス!!

2枚目:東名運河工区(浚渫) R3年1月~2月
北上運河とは対照にお正月明けの寒い時期に始まったのが東名運河工区の作業でした。
東名運河工区は土砂の浚渫が主な作業でした。
この頃の冬は雪が多く、雪かきをしてから作業した日も多くありました。そんな状況下でも作業員さん方に頑張っていただき、4箇所あった浚渫工区を無事に完了することができました。
旧野蒜駅近くの「えんまん停」さんの「あさりラーメン」が冷めた体を温めてくれました。
皆さんもぜひ一度食べてみてください!絶品ですよ!

3枚目:浜市工区(河道掘削) R3年2月~7月
最後に施工したのがこの浜市工区でした。
浜市漁港前の掘削、掘削土砂の埋立て整地が主な作業でした。 
この現場で一番苦労したのが掘削土砂の埋立て・整地(砂州の造成)です。埋立てていった砂州は1度海が時化ると一日で流されてしまうことが多々ありました。
そんな苦労もありましたが作業員さん、現場職員、皆で協力し導流堤まで到達させることができました。

北上運河工区から始まり約1年間、協力会社、関係各所の方々、本当にありがとうございました。
今度はいつ東松島市の仕事に携われるかはわかりませんがその日を楽しみにしています。
それではさようなら~!

令和3年07月度
工事部 佐藤(丈)


ついに先月、浜市漁港前の掘削と掘削土砂の運搬・整地が完了しました。
施工中には、野蒜築港跡の石碑のある防潮堤の小高い場所から、地元のご年配オンチャントリオの方々が仲良く現場の進捗状況を見守ってくれていました。
堆積土砂が無くなり美しい景観を取り戻した浜市漁港を見てホッと一安心しているのではないでしょうか。





こちらの写真は掘削土砂の埋立て・整地完了時の写真です。
荒天・波浪によりかなり難儀しましたが無事に到達することができました。
2月から施工を始め約5か月かかりましたが苦労した分到達した時の喜びはとても大きいものでした!
7月以降は現場のメンテナンス業務を行っていく予定です。
後片付け工のみの作業にはなりますが気の緩んだ時こそ事故は起こるものなので今一度気を引き締め頑張ります。




胴長靴(ウェーダー)を履いて測量作業を終えた後にばっちりカメラ目線でポーズをキメているのは当ブログマスターです!
本作業の施工時期はあまり天候に恵まれず思った通りに作業の進捗が進まないこともあり、大変苦労しましたがこの体験は分自分自身を成長させるいいきっかけになったと痛感しております。
この自信に満ち溢れる表情は「俺に現場は任せとけ!」と言わんばかりです(笑)
早く一人前の技術者になれるように頑張るぞ!!

令和3年06月度
工事部 佐藤(丈)


5月中旬に掘削完了予定でしたが、鳴瀬川河口部に新たに砂が堆積したため、約4,800㎥の増工となりました。
引き続き今月も浜市漁港前の土砂掘削、整地・埋立てが主な作業でした。写真左側は浜市漁港のある北上運河、右側が鳴瀬川の河口です。
写真でもわかる通り、もう少しで漁港と外海がつながりそうです。2月から施工をはじめ約4か月、ようやく完了目前までやって来ました。
地元の漁業関係者もその瞬間を待ち望んでいることでしょう。以前のような浜市漁港に戻れることを期待してラストスパート頑張りたいと思います!!

6月に入り衣替えの季節となりました。
現場では汗をぶったらしながら走り回っています(笑)
これからまだまだ暑くなると考えただけで嫌になりそうです。
重機のオペさんたちはキャビンのなかでエアコンの効いた空間にいるのでこの時期ばかりは重機オペレーターになりたいと思ってしまいます(笑)
そのことをオペさんに言うと「そんなに甘ぐねーど」と怒られてしまいますが…
現在計8台の重機で作業しております。ここまでの数の重機が動いている現場もなかなかないなーと思い写真に収めました。
残り少ない期間ですが気を引き締めて無事故で終えられるよう頑張ろう!

令和3年05月度
工事部 佐藤(丈)


今月の主な作業は浜市漁港前の土砂掘削・運搬・埋立てでした。
河道掘削は、設計20,700㎥の土量の内、13,300㎥の掘削が完了しました。
5月中旬には、掘削完了予定です。
埋立作業も順調に進んでおり目標としている、240m先の導流提までの到達が完了しました。
これからは、仕上げの天端高で埋立てを行い完成断面で到達させる予定です。



写真は東松島市浜市地区に設置されている野蒜築港跡看板です。
明治時代の測量地図が掲載されていて現在の状況とリンクしてみると面白いです。
沖合外港に大型船を停泊させ、国際貿易港を築造する予定でしたが台風被害などを受け、実現できなかったそうです。
もしこれが実現していたら今頃浜市漁港は全国でも有名な貿易港になっていたかもしれませんね(笑)
近くにお立ち寄りの方はぜひ見てみてください。

本工事も残すところあと一か月となりました。無事故で竣工できるよう一致団結し頑張ってまいります!

令和3年04月度
工事部 佐藤(丈)


3月度も、先月に引続き浜市漁港前に堆積した土砂の掘削と残土運搬、埋立てが作業でした。
写真左奥で作業しているBHは運搬土砂を埋め立てている状況です。3月は波浪による荒天が続き、埋めたてた土砂が流されてしまうなどして大変難航しておりました。
ですが一日でも早く到達できるように試行錯誤を繰り返し、努力している最中です。
中央下にあるのはソーラー式ウェブカメラです。カメラを通して現場にいなくても波浪状況や作業状況をリアルタイムで確認できるようになり施工管理を行う上で大変役に立つツールとなっています。

会社の車が新しくなりました!トヨタのルーミーです。
やっぱり新車はいいなぁー。
これから長い付き合いになると思うので大切に乗りたいと思います。
よろしく俺の相棒!!

令和3年03月度
工事部 佐藤(丈)


2月の作業は、浜市漁港前に堆積した土砂の掘削と、東名運河工区の河床掘削を行いました。東名工区は旧野蒜駅前の掘削が完了し、4箇所全ての施工が完了しました。
浜市漁港前には、約31,000㎥の土砂が堆積しているため、漁港としての機能を果たしていない状態です。漁港の再構は地元漁業従事者の切なる思いでしょう。
この土砂をバックホウ(ロングリーチ)で掘削し、不整地運搬車(クローラダンプ11t積)で鳴瀬川河口部へ運搬して砂州を造成することで、漁港内へ再び土砂が堆積しにくい状態にする事が本作業の目的であり、4月末を完了予定として、現在も作業継続中です。

東松島市民の方ならご存じの方もいるかもしれませんが、
知らない方のために簡単に説明しますと、写真に映っている人形は「おのくん」
といって、靴下で作られているソックモンキーです。「めんどくしぇ!」が口癖みたいですね。
東松島市の復興のシンボル的キャラクターになっていて「おの」くんを持っている人は里親と呼ばれるそうです。

いよいよ本工事も大詰めだなぁ~
忙しくなってきたけど頑張ろうな「おの」くん!
これからも無災害で頑張っていこうな!

令和3年02月度
工事部 佐藤(丈)

概要

工事概要 … 本工事は、北上運河の啓開工事です。
工事番号 … 令和元年度復河4-A01号
工事名 … 北上運河河川浚渫(啓開)外工事
工事場所 … 一級河川鳴瀬川水系北上運河外 東松島市浜市字須賀松地内外
工期 … 自)令和02年06月05日
    至)令和03年06月30日
発注者 … 宮城県東部土木事務所 
請負者 … 津田海運株式会社
所在地 … 宮城県石巻市のぞみ野1-1-2
連絡先 … TEL:0225-23-0181(工事部)
      FAX:0225-95-5821